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北欧家具の修理・レストアを行う上で金具の破損・紛失など避けられません事実です
同じパーツが現在も入手出来ればよいのですが残念ながら多くは入手できません。
趣味の機械いじりの延長上、必要に迫られ金具の作成も行いますのでご紹介いたします。
わたくしの扱う1950-60年代の家具には真鍮金具が多く使われます。
ゴールドの美しい輝き(ビンテージは鈍い輝きですが当時はピカピカのはず)
も理由ではありますが最も一般的金属の鉄は木材との相性が良くありません
無垢鉄を木材に一定期間付着させますと鉄反応(科学変化)により黒く変色いたします
オーク材等は特に反応が強く短時間で黒く反応いたします。この事が真鍮を使う一番の理由ではないでしょうか?

今回2mmと3mm厚の真鍮板を使用しまして切り出し(右) ボール盤で穴あけ加工(左)

穴あけ加工した真鍮板にねじきり加工(左) 丸棒を旋盤加工中スプリングを通す溝と先端はネジ切加工(右)

4ケの部品を制作・組立しまして完成 手前がオリジナル奥が今回作成しましたスプリングを入れて可動いたします。

こちら取付け完成 Sobrge社 Morgensen /金具を回転させテーブルの固定開閉 を行いますロック金具です

こちらはウェグナーデスク等に使われますエクステンション板の金具作成
2018-02-19 17:55:59
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張替実例 WEGNER GE 236 革張り
Fabulous Modernsでは海外から作品の買付け輸入は勿論ですがオーナー自らが椅
子の張替も行います
椅子張り専門職人のスタッフも在籍しており無名のダイニングチェアーからウェグナーの名作パパベアーチェアー等
当店ではこれまで多くの名作椅子に新たな命を吹き込んでまいりました。
当店でご購入いただいた作品のアフターはもちろんの事、他店でご購入された椅子の張替でお困りの事ございましたら
個人・業者さまご遠慮なく是非当店までご相談くださいませ。
当店で行います張替の仕事内容をご紹介いたします。
GE 236-3 チークモデル 布張りの状態を本革にての張替依頼
本革は耐久性・風合・お色等色々とございますがお客様のご要望・ご予算を伺いまして材質の選定から行います
基本的にレザーは半裁(成牛一頭の半分の単位)でのみお求めとなります為にダイニングチェアーを一台のみ
のご依頼でも大きなレザーを準備しないといけません。こちらのソファーですと7枚程度(大きな牛3頭と半分)が必要と
なります為にレザー代金でも高額となります。耐久・退色に強いレザーをお選びいただけますとノーメンテで数十年
お使いいただけるかと思います。美術的価値の高い作品等にはデリケートなヌメ革やエイジングを楽しめるベジタン仕上げの
革をお勧めしております。材質の選定から大変楽しい作業です・・・・

高級感漂う本革仕様のGE236-3 生涯お使いいただける価値ある作品ではないでしょうか

2017-08-10 14:32:34
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Fabulous Modernsでは海外から作品の買付け輸入は勿論ですがオーナー自らが椅
子の張替も行います
椅子張り専門職人のスタッフも在籍しており無名のダイニングチェアーからウェグナーの名作パパベアーチェアー等
当店ではこれまで多くの名作椅子に新たな命を吹き込んでまいりました。
当店でご購入いただいた作品のアフターはもちろんの事、他店でご購入された椅子の張替でお困りの事ございましたら
個人・業者さまご遠慮なく是非当店までご相談くださいませ。
当店で行います張替の仕事内容をご紹介いたします。
こちらのモデルはGEシリーズでは珍しくファスナー・カバー式ではございません。座面構造もスプリングフレーム構造ではなくフルウレタン
当時はラテックス・ゴムの弾力あるクッション材ですが劣化が激しい素材ですので現在はあまり使用されない材料です
もっちりしたラテックス感を再現できるウレタンも現在ではございますのでそのような材料で内部クッション材を一から作成
しましてからライトグレーのカバー縫製をおこないました。

座面内部劣化しておりよれよれの感じがわかるかと思います。オークフレームも改めて再仕上げしておりますので見違える状態に

お客様ご指定のライトグレーの生地にて張り上げました。オークフレームとの相性も良いかと思います
2017-06-06 16:46:35
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Fabulous Modernsでは海外から作品の買付け輸入は勿論ですがオーナー自らが椅子の張替も行います
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当店ではこれまで多くの名作椅子に新たな命を吹き込んでまいりました。
当店でご購入いただいた作品のアフターはもちろんの事、他店でご購入された椅子の張替でお困りの事ございましたら
個人・業者さまご遠慮なく是非当店までご相談くださいませ。
当店で行います張替の仕事内容をご紹介いたします。
ウェグナーソファを代表しますこちら人気の3モデル どれもクッションの構造は同じとなります

(1953) GE 290-3 国内では最もポピュラーなモデルではないでしょうか

(1954) 236-3 クッション自体の構造は同じとなりますがクッションサイズが異なるモデルも有

(1955) 240-3 画像はクルミボタン・パイピン仕様となりますが時代により290同様ともなります

画像左---- オリジナルのウレタン(スポンジ)を剥がしますと黒い綿が現われます
画像中央---さらに黒い綿を剥がしますと麻シート。麻シート内部はスチール製のコイルスプリングフレーム
コイルスプリングが数カ所破断している物も多くございますそのような場合は当店ストック
スペア―パーツを利用しまして破断スプリングを交換いたします。
画像右---- 綿-ウレタンは経年使用に伴い劣化しており再利用はできません(しません消耗品とお考えください)
湿気を吸いまたすぐにやせてしまします綿は現在ではあまり使用いたしません。より耐久性が有り且つ
確りした弾力の有るチップウレタンを敷きましてから新しいウレタン(白)で巻き直します

画像左---まずこのように巻きましてからこちらの面も接着しまして右の画像の様になります
画像中央---カバーのパーツ生地裁断行いましてミシンで縫製前の状態です
画像右---カバー縫製完成後カバーを装着しております。カバー自体は皺ができないようにきつめに作成いたします
お座りいただいてよれよれのカバーではいけません。カバーの出し入れにもコツがございます。
基本椅子カバーは水洗いできませんのでご注意ください。
2017-06-02 13:36:17
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Fabulous Modernsでは海外から作品の買付け輸入は勿論ですがオーナー自らが椅子の張替も行います
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当店で行います張替の仕事内容をご紹介いたします。

Finn Juhl 作品も手掛けるメーカーでありますFrance&son 社の作品
輸入したままの白カバーは遠目には良いのですが現地で張替られた物の様です・・・
カバーの縫製技術・内部のウレタンの感じが製品のクオリティーに合致しない技術で仕上げられておりました
このままでは残念です本来のクオリティーに戻したいと思います。

張生地はデンマーク-ケアロップヴァヴェリ社 1950-60年代のデンマーク製の椅子に使用されておりますような素晴らしい風合いの生地にて新たに張替いたしました。座面は内部ウレタンから新規に作成いたしております。

チークフレームの再仕上は椅子張替と別作業となりますがこちらも当店にて再仕上いたしております。洗浄後に再オイル仕上を施しております。

品格あるWanscher作品に相応しい仕上がりとなりました。
2017-05-12 14:39:02
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レザーのミニベアー雰囲気良いですが使用感がだいぶありました・・・・
落ち着いたブラックベースにて張替いたしました。木部も洗浄ーサンディングー再ワックス仕上にて仕上げております
2017-05-12 14:09:20
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オリジナルのダークブラウンからライトグレー&イエローのツートンにいたしました。
生地はデンマーク製 クバドラ ハリンダル-65を使用いたしております。
画像にはございませんが三日月型のヘッドレストも作成いたしております。
こちらの作業風景はFace Book ”Fabulous Moderns"にも掲載いたしております。
2017-05-12 13:56:52
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輸入直後の状態となり生地には色褪せ・使用感がございます。ソファーベットとなりますので気持ちよくクリーンな状態で使いたいですね
生地・内部スポンジは勿論ですが裏張り・収納式のベットカバーも作成いたしました。
張生地はデンマーク-ケアロップヴァヴェリ社のピンストライプにて張替ご予算に合わせて国内外の生地をお選びいただけます
2017-04-14 15:16:00
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Hans J Wegner "Aarhus Town hall chair"こちらのモデルは1941年デザイン
駆け出しの若きウェグナーがアルネ・ヤコブセンの事務所に在籍していた時にオーフス庁舎の為にデザインされた作品です。

こちら張替後の画像となります。
(古い時代の作品でありますので当時の雰囲気を残しつつ仕上げをいたしました。)

左端から張替前の状況(画像では既にフレームのメンテナンスはほぼ完了しております状態です)
左中央-レザー・内部のクッション材を剥がしフレームのみの状態
右中央-今回作品自体の時代を考慮しまして座面下のベルトはジュート麻ベルトを使用いたしました。
(現在ではラバー・化繊のベルトが一般となります。)
右端-天然素材(ヤシ繊維・藁のクッション材の上に繊維綿(白)を敷いて本革張込の下地が完成しました。

左-張替前の座面の状態・70年程前のオリジナルと思われますレザーは表面の皹・破れ・染みが・・・実使用には厳しい状態です
中央-当時の鋲打ち仕上げ
右-オリジナルレザーを剥がすのも・・・革本来の柔軟さが失われレザーが破れてしまします。

左-こちらはオリジナルのクッション材のヤシ繊維です。天然素材は劣化いたしませんので天日干ししましてから再利用いたします
中央-白いシート上の物は繊維綿・(厚みは裂いて使用しますので自由になります)ヤシ繊維の上に直接ですと仕上がり表面が凹凸
が出る為に使用いたします。当時は綿を使用いたしますが湿気・埃などでオリジナルの物の使用は難しいので繊維綿を使用いたします
右-下地はこれで完成となりますこの後にファブリックやレザーお好みの生地にて張り込みます今回は本革をチョイス

左-本革を張込みます模様
中央-当時と同じ鋲打ち仕上げにて仮止め
右-裏側から見ましても当時の雰囲気そのままです。生鉄の鋲で仕上げております

張替後の座面・肘掛
フレームに関しましても一度白木に戻しましてからワックスを擦り込みました。
ソープ仕上げですとより白木感が強くなりますがソープ仕上げはあくまでメンテナンスの一方法であったと
資料がございます。その為ワックス仕上が当時のオリジナルの仕上げ方法になるかと当店では考えております。
ラッカー等の仕上げも古い時代から存在はいたしますが多くはこちらの仕上げだったのではないでしょうか?
チーク・ローズはまた異なりますのでご注意を
2017-04-12 14:50:17
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先月11/28日発売
”北欧テイストの部屋づくりNo19”
ビンテージ家具をインテリアの主役に
の企画で当店のアイテムを取り上げて頂きました。
最も得意とします年代40-50年代のアイテムは当店から随分と・・・
是非ご覧になってください
2016-12-05 15:21:34
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